首都圏ではゲリラ豪雨で雨宿りする消費者が増えたことも影響した

日本フードサービス協会(東京・港)が26日発表した7月の外食売上高(全店ベース)は、前年同月比4.3%増だった。プラスは32カ月連続。物価高の影響で客単価が上がった。首都圏では局地的に激しい雨が降るゲリラ豪雨があり、駅に近い店舗は雨宿りする消費者を取り込んだ。

客数は0.7%増え、32カ月連続で前年を超えた。値上げの効果で客単価は3.6%増だった。同協会は「数字上は売上高が増えているが、物価高を受けた価格改定の影響が大きい。今後も売上高が伸び続けるかは不透明だ」としている。

業態別ではファストフードが好調で4.2%増えた。パリ五輪開幕後に持ち帰り需要が高まった。「和風」の業態では土用の丑(うし)の日にちなんだ販促キャンペーンが奏功した。

ファミリーレストランは4.2%増えた。「洋風」の業態では、ももの果実をつかったデザートメニューやキャラクターとのコラボ企画が好評だった。

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