三井住友フィナンシャルグループ(FG)子会社の社内スタートアップ、プラリタウン(東京・中央)は26日、システムの導入を支援する新会社を立ち上げたと発表した。会計サービス大手のfreee(フリー)が15%出資し、ネットを通じて利用する会計などのデジタル活用を促す。社内スタートアップによる子会社立ち上げは初めて。
新会社「インクループ」(東京・中央)の資本金は資本準備金を含め1億円。プラリタウンが残る85%を出資し、社長にはプラリタウンでマネージャーを務める高田謙一氏が就き、9月下旬をめどに営業を始める。フリーのクラウドサービスを軸にしたシステム導入や、業務の効率化のコンサルティングや事務受託を手掛ける。
プラリタウンはクラウドサービスの販売仲介を手掛けており、新会社はフリーとも組んで中小企業の導入にあたっての実務を担うことを想定する。地域金融機関からの人材の受け入れやデジタル化支援に向けた提携も視野に入れる。三井住友FGは社内スタートアップの立ち上げに力を入れており、新会社の設立はその一環となる。
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