新潟県佐渡市は休暇と仕事を組み合わせた「ワーケーション」誘致の取り組みを強化する。新たにJR東日本と連携し、市内で宿泊する企業に対し新幹線の往復と宿泊にかかる費用を割り引く取り組みを始めた。島外企業を佐渡に呼び込み、自然や伝統文化などの魅力発信につなげる。
実施期間は2025年3月28日帰着分まで。JR東のワーケーション向け商品の仕組みを活用する。同じくワーケーション誘致に取り組む新潟県妙高市とも連携し、佐渡市もしくは佐渡市と妙高市に宿泊する2人以上の社員や起業家同士などを対象に実施する。
佐渡市に2泊以上宿泊する場合、新幹線往復と宿泊代の合計から1人当たり最大1万円割り引く。創業15年未満のスタートアップの場合は、同2万円と割引額が増える。事前に佐渡のワーケーションサイトでの申し込みと、JR東の「ダイナミックレールパック」を通じた申し込みが必要となる。
市移住交流推進課の調べによると、23年度の島内ワーケーション件数は59組だった。妙高市と連携した広域誘致やJR東の仕組みも活用し、さらに件数を増やしていく考えだ。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。