農林水産省が26日発表した合板統計によると、住宅の壁、屋根などに使う国産針葉樹合板の7月末の在庫量は前月比5.0%減の18万6782立方メートルだった。前月を下回るのは3月末以来4カ月ぶり。
出荷量は前月比7.9%増の20万8814立方メートルと、3カ月ぶりに20万立方メートルを超えた。主要メーカーが生産調整を続けているため、生産量は20万621立方メートルと同2.3%少なかった。
主要な合板メーカーは一部の安値取引の是正のため、取引先の流通会社に8月から適正価格で販売するように要請した。流通会社の担当者は、販売価格を引き上げる前に「販売先の工務店などが買い増した」と話す。
市場関係者からは、ハウスメーカーの一部が在庫調整をやめたことでプレカット(事前加工)会社からの引き合いが戻ったとの声があり、出荷量の増加につながったとみられる。
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