JALの持つ航空機の運用のノウハウと三菱重工の設計、開発、整備のノウハウを生かす

日本航空(JAL)と三菱重工業は27日、航空機の修理や整備、部品供給など航空機のアフターマーケット事業の協業について検討を始めると発表した。新型コロナウイルス禍後の航空需要の増大に伴い、整備需要も増加している。航空会社と機体製造やエンジンの修理などを手掛ける両社のノウハウを生かす。

両社は同日付でアフターマーケット事業などについて共同検討する覚書を締結した。三菱重工は2019年にカナダ・ボンバルディアの小型機「CRJ」事業を買収した。現在、MHIRJアビエーショングループとして事業を展開しており、航空機機体のMRO(修理・整備)を手掛けてる。三菱重工はJALグループで航空整備を手掛けるJALエンジニアリングと共同で両グループのノウハウを生かした事業を検討する。

国内の航空業界ではANAホールディングスが出資した航空機整備会社MROジャパン(那覇市)がある。世界の航空需要は増加が見込まれている。航空運航に伴って生じるMROの需要も成長が期待されており、今後、競争が激しくなる可能性もある。

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