パナソニックは27日、ドラム式洗濯乾燥機の7機種を10月上旬に発売すると発表した。花王と共同開発した洗剤を使うことで、皮脂汚れなどを落としやすくする専用コースを新たに搭載した。衣類を洗濯機に投入する前に予洗いをしたり洗剤につけ置きしたりする手間を軽減する。7機種で月2万5000台の生産を目指す。
自動投入機能の付いた洗剤タンクに、花王と共同開発した洗剤「極ラク汚れはがし」を入れて専用のコースを選ぶと、通常の洗い工程の前に極ラク汚れはがしが投入され、汚れを落としやすくする。洗濯容量が12キログラムの最上位機種の想定価格は40万円前後を見込む。極ラク汚れはがしの希望小売価格は1309円。
極ラク汚れはがしを使う専用のコースでは、シャツの襟や袖に付着した皮脂汚れや食べこぼしによる汚れなどを変質させることにより、その後に通常の洗剤を使った洗い工程で汚れを落としやすくするという。洗濯乾燥機の売り場に極ラク汚れはがしも展示することで販売促進を狙う。
パナソニックのランドリー・アイロンマーケティング部の山口高宗部長は「7機種合わせて年間30万台の販売を目指し、パナソニックがドラム式洗濯乾燥機の市場シェアの35%以上をとっていきたい」と話す。
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