【ニューヨーク時事】山口県萩市は26日、地元産の酒や陶器をPRするイベントを米ニューヨークで開いた。米国に拠点を置く日本酒の輸入卸売業者や飲食店関係者らが訪れ、温かみのある萩焼のぐいのみで酒を味わった。
淡い色合いの食器を展示した陶芸家の岡田泰さんは「日本食だけでなく、フレンチなどいろいろな料理を引き立てられる」と、萩焼の魅力をアピール。萩市に隣接する同県阿武町の酒蔵「阿武の鶴酒造」の杜氏(とうじ)、三好隆太郎さんは「輸送に伴う風味の変化が少ない、濃い辛口の酒を販売したい」と意気込む。これまで香港や台湾に製品を輸出してきたが、米国でも販路開拓を狙う。萩市職員は「蔵元や窯元を視察できるツアー需要も喚起していきたい」と語った。
輸入業者の男性は「女性杜氏が手掛けた酒も紹介されていたが、珍しいのでセールスポイントになると思う」と関心を示していた。
山口県萩市が開いたイベントで地酒を試飲する参加者=26日、米ニューヨーク
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