量販店各社が販促を打った効果が出た(ビックカメラ有楽町店)

電子情報技術産業協会(JEITA)は28日、7月の薄型テレビの国内出荷台数が前年同月比10.1%増の37万3000台だったと発表した。2カ月ぶりにプラスに転じた。夏季賞与(ボーナス)が増額した消費者が増えたことやパリ五輪による特需も寄与した。

薄型テレビの出荷台数を型別にみると、29型以下の小型テレビは前年同月比19.6%増の4万台、30〜39型が13.7%増の7万3000台、40〜49型は4.7%増の10万3000台、50型以上の大型テレビは9.9%増の15万7000台だった。

ビックカメラでは夏のボーナスに合わせて一部製品のセールを実施した。同社の担当者は「夏のボーナス増額に加え、パリ五輪需要も追い風となった」と話す。

JEITAが同日発表した民生用電子機器全体の国内出荷金額は6.4%増の943億円だった。自動車メーカーの新車販売が回復したことでカーナビなどのカーAVC機器も前年同月比で2カ月ぶりにプラスとなった。

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