除菌範囲は変えずに、従来製品の3分の1の大きさを実現した

パナソニックは28日、空気清浄機の主力製品「ジアイーノ」の新モデルを10月25日に発売すると発表した。除菌範囲をそのままに、従来モデルの3分の1の大きさに抑えた。重さも半分にし持ち運びやすいようにした。設置面積がA4サイズと場所をとらないことから、リビングや玄関など狭い空間でも置ける製品として提案する。

市場想定価格は7万6000円前後で、月産台数は5000台を計画する。ジアイーノは内部で次亜塩素酸をつくり、取りこんだ空気を除菌・消臭する仕組み。電極の劣化を抑えたほか、空間に放出する気体状の次亜塩素酸の濃度を高くした。最大30平方メートル除菌できる。

製品設計の見直しで週に1度必要だった排水作業も月1回に抑え、手入れもしやすくした。新型コロナウイルス禍の反動で空気清浄機の国内出荷台数が伸び悩むなか、従来品より設置面積が小さい製品として売り込む。

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