IRイベントで経営計画を発表する現代自の張社長(28日、ソウル)

【ソウル=松浦奈美】韓国の現代自動車は28日、ハイブリッド車(HV)を7車種から14車種に増やす計画を発表した。電気自動車(EV)の需要が世界的に減速していることを受け、選択肢を広げる。同社の高級車ブランド「ジェネシス」でもHVを初めて採用する。

ソウル市内で開いた投資家向け広報(IR)イベントで、張在勲社長兼最高経営責任者(CEO)が中長期の戦略を示した。張氏は「EVへの転換が鈍化する一方でHVへの需要は高い。HVが基本的な選択肢になりつつある」と指摘した。

年間世界販売台数を2030年までに23年比30%増の555万台とする計画も発表した。33年までの10年間で研究開発(R&D)や設備投資に120兆5000億ウォン(約13兆円)を投じる。23年時点では10年間の投資金額を109兆4000億ウォンとしており増額した。次世代HVや車載バッテリー、自動運転技術などの先端技術に力を入れる。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。