コーヒー豆の値上がりや人件費の増加が利益を押し下げた(都内の店舗)

東和フードサービスが29日発表した2024年5〜7月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比15%減の1億3800万円だった。コーヒー豆の価格が上昇したほか、人件費などが増えた。

売上高は4%増の31億円。主力のカフェ店「椿屋珈琲」でインバウンド(訪日外国人)客が増えたことや、メニューの値上げによる客単価の向上が寄与した。希少なコーヒー豆を使った高いコーヒーが売れた。

営業利益は2億3100万円と8%減った。広告宣伝費や人件費が膨らんだ。既存店の改修費や、店舗開設に伴う家具の購入費なども事業コストを押し上げた。

25年4月期通期の業績見通しは据え置いた。売上高は前期比3%減の120億円、税引き利益は38%減の4億4000万円を見込む。

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