新型店「SIP(シップ)ストア」でファウンドグッドを取り扱う(千葉県松戸市の店舗)

セブン&アイ・ホールディングス(HD)傘下の総合スーパー、イトーヨーカ堂は24日、同社向けにアダストリアが展開している「FOUND GOOD(ファウンドグッド)」の商品を新型店「SIP(シップ)ストア」でも販売すると発表した。6月以降を予定する。食品に加え生活雑貨や衣料品など扱う商品を増やすことで売り上げ拡大を目指す。

コンビニエンスストアと食品スーパーを融合したSIPストアの1号店であるセブンイレブン松戸常盤平駅前店(千葉県松戸市)で販売を始める。ファウンドグッドの商品のうち、「ベーシックTシャツ」(税込み1650円)や「カラーソックス」(同385円)など約170〜180アイテムを取り扱う予定だ。

ファウンドグッドはアダストリアが2月に立ち上げたブランド。30〜40代のファミリー層を主なターゲットに据え、衣料品や雑貨などを展開している。ヨーカ堂の店舗で順次取り扱いを始めており、7月までに64店舗に広げる方針だ。4月10日からは通販サイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」でも販売を始めている。

2月15日からファウンドグッドを先行導入したイトーヨーカドー木場店(東京・江東)では、自社で運営するアパレル売り場の客数が導入前と比べて4割増えた。30〜40代女性の来店が増加したほか、食品売り場とアパレル売り場の両方で買い物をした客は4割増となり店舗全体の売り上げも改善傾向にあるという。

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