関西国際空港の第1ターミナルに数多く並ぶ機体

関西国際空港を運営する関西エアポートは30日、航空貨物の情報を共有し荷渡し時間を予約するシステムを国内空港で初めて導入すると発表した。運送トラックの荷待ち時間を減らし、人手不足の懸念が増す物流業界の「2024年問題」に対応する。

新システム「KIX Cargo Cloud(キックス・カーゴ・クラウド)」は10月から試験運用を始め、11月に本格導入する。投資額は非公表。輸入貨物の通関手続きの状況や運送トラックの情報を貨物を取り扱うハンドリング会社や運送業者で共有し、荷渡し時間を予約制とすることで、貨物を引き取る際の運送トラックの待ち時間を削減することができる。

現在は荷主から運送業者が受け取った紙の指図書をもとに、運送業者がバラバラに荷受けに訪れているため、荷待ち時間が発生しているという。

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