アメリカ商務省が30日に発表したアメリカの先月のPCE=個人消費支出の物価指数は、前の年の同じ月と比べて2.5%の上昇でした。

上昇率は前の月と同じで2021年2月以来、3年5か月ぶりの低い水準が続いています。

また、価格変動の大きいエネルギーと食品を除いた指数は前の年の同じ月と比べて2.6%の上昇でした。

上昇率は前の月と同じでした。

PCEはFRB=連邦準備制度理事会がインフレの実態を把握する指標として重視していて、今回のデータではインフレが落ち着く傾向が続いていることが示された形です。

FRBは来月17日から2日間、金融政策を決める会合を開きます。

パウエル議長は今月23日の講演で「金融政策を調整する時が来た」と述べて、来月の会合で利下げに踏み切る考えを示しました。

市場の関心は利下げの時期から今後の利下げのペースに移っていてFRBの金融政策を見通す上で来週発表される雇用統計が注目されています。

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