BYDは欧州市場で販売拡大を目指している

【成都=田辺静】中国の自動車大手、比亜迪(BYD)は欧州の電気自動車(EV)流通で提携関係にあるスウェーデンのへディン・モビリティー・グループからドイツのEV販売子会社を買収する。ドイツ国内の販売網に対する影響力を強める。

売却側であるへディン・モビリティーが30日付で発表した。対象となるドイツ子会社は南部マンハイムなど複数の都市でBYDの販売代理店を運営している。取引は規制当局の承認などを経て、2024年10〜12月に完了する見込みだ。

BYDはドイツで多目的スポーツ車(SUV)「アットスリー」やセダン「シール」などのEVを販売している。BYD執行副総裁のステラ・リー氏は「ドイツにおける優れた顧客サービスをさらに拡大していく」とコメントした。

【関連記事】

  • ・BYD、多目的車を年内に発売 「王朝」シリーズで初
  • ・BYD、値下げで車事業9%増収どまり 機能重視にカジ

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。