全国15カ所以上のアリーナや体育館で親子参加型のイベントを開く(31日、東京都港区)

男子プロバスケットボールのB.LEAGUE(Bリーグ)と前田建設工業の持ち株会社、インフロニア・ホールディングスは31日、10月から12月にかけて全国の競技施設で親子向けのイベントを開くと発表した。バスケの体験イベントを通じてファン層を拡大するとともに、街づくりを支える技術など社会学習の機会も提供する。

全国15カ所以上のアリーナや体育館で親子参加型のイベントを開く。クレーンの先に取り付けたバスケリングでシュートに挑む競技体験や、競技施設の写真をSNSに投稿するコンテストなどを予定する。重機なしで扱える舗装材料を使った道路補修の体験会なども企画している。

Bリーグは7月にインフロニアと提携した。同社が持つ官民連携のノウハウをアリーナの運営やイベント企画などに役立てる狙いだ。Bリーグの櫻井うらら執行役員は「スポーツの感動から安心・安全な街への愛着までを生み出し、よい街づくりにつなげたい」と意気込みを語る。

親子向けのイベントに先駆け、8月31日には東京・虎ノ門で一般向けの告知イベントを開いた。トヨタ自動車子会社が運営するチーム、アルバルク東京のマスコットキャラクターなどが参加した。

インフロニアは23年7月にインフラサービスの情報発信やイベント開催を専門とした子会社を設立した。NTTグループとインフラを学ぶ学生向けのデジタル教材の配信に乗り出すなど、若年層との接点の拡大に力を入れている。

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