帝人子会社の帝人フロンティア(大阪市)は2日、タイの繊維工場を増強すると発表した。数億円を投じてウールの代替素材の製造設備を増設し、生産能力を1.75倍にする。世界的な人口増加やウール製造における原燃料費上昇などで、需要が高まっていることに対応する。
タイの子会社で生産しているのはウールの代替などとして使われる化学繊維。伸縮性が高く、ユニホームや衣服に使われている。紡糸設備などを追加し、生産能力は年産400トンから700トンになる。今後開発する繊維の生産などにも活用する。
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