ヤマハは2日、最大で140億円の自社株買いを実施すると発表した。発行済み株式総数(自己株式を除く)の3.7%に当たる600万株(株式分割前ベース)を上限に買い付ける。取得期間は10日から2025年2月28日まで。同社は保有するヤマハ発動機株の一部を売却する予定で、売却益を原資に株主還元の拡大と資本効率の向上につなげる。

ヤマハ発株の売却数は1800万株で、売却総額はおよそ215億円、売却益は204億円となる。ヤマハは政策保有株の縮減を進めることを基本方針に掲げる。両社は事業領域は異なるが「ヤマハ」ブランドの共有や取締役の派遣などで連携している。

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