タダノが発売した「AC7.450‐1」

建設用クレーン大手のタダノは2日、運転席とクレーンの操作席が別で、より大きな重量をつり上げることができる「オールテレーンクレーン」の新機種を発売した。最大450トンをつり上げ可能な機種を国内市場向けに投入するのは初めてとなる。現行モデルにない400〜500トンクラスの製品を拡充する。

新機種「AC7.450-1」は全長約16メートルのコンパクト設計だ。欧州用に展開していた機種をベースに車体の設計や重量を見直し、国内向けの仕様に変更した。世界で最も厳しいとされる欧州の排出ガス規制に対応するエンジンを搭載し、環境負荷も少ない。

クレーンの腕部分(ブーム)は79.9メートルで、400トンつり上げ可能なクラスで最長となる。ブームの背面にアタッチメントを装着することで、つり上げ性能を高めた。販売価格は7.4億円で、販売台数は年間5台を目標とする。

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