ガス・電力事業を手がける金沢エナジー(金沢市)は24日、石川県野々市市で都市ガスの供給を始めたと発表した。同社は金沢市の公営エネルギー事業を民営化して2022年4月に事業を始めた。収益基盤の強化を狙い隣接する野々市市に進出する。

金沢市の公営エネルギー事業を引き継いだ金沢エナジー(金沢市)

23日に野々市市粟田地区の住宅に供給を始めた。今後は同社が水力発電でつくる「金沢でんき」とのセット供給を売り物にしながら、顧客の開拓を進める。

金沢エナジーは北陸電力と東邦ガスが主要な株主。ガスメーターの取り付け件数は24年3月末現在で6万2785件。野々市市は金沢市のベッドタウンとして人口が増え、20〜30歳代の住宅購入が多い。

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