中国電力は24日、島根原子力発電所2号機(松江市)の30年超運転の前提となる認可を原子力規制委員会から取得したと発表した。2号機は2012年から運転を停止中で、今年8月に再稼働させる方針を公表している。

30年を超えて原発を運転する場合、10年ごとに長期施設管理方針を含む保安規定の認可を受けなければならない。2号機の運転開始は1989年で、中国電力は2018年に管理方針の変更認可を規制委に申請していた。

管理方針には原子炉容器内の経年劣化の評価体制や部品の交換など、運転開始40年までに実施すべき施策を盛り込んでいる。

島根原発2号機は12年1月から運転を停止中。再稼働に向け21年9月に新規制基準への適合性審査に合格、22年6月までに島根県など地元自治体の合意を得ている。

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