2024年春に販売を終了した明治のキャンディー「チェルシー」が3日、北海道限定販売の「生食感チェルシー」として復活した。開発した食品会社によると、想定を上回る問い合わせがあり、1時間半で完売した店もあるという。
チェルシーは1971年に発売したロングセラー商品。この長く親しまれていた「チェルシー」ブランドを残そうと、明治とともにグループ傘下でキャラメルの製造設備を持つ「道南食品」(北海道函館市)が商品開発した。
生まれ変わった「生食感チェルシー」は“元祖”のバタースカッチ味のイメージはそのままに、原料に北海道産の発酵バターと生クリームを使用した。生キャラメルとチョコレートを混ぜ合わせる技術による軟らかい食感と口溶けが特徴で、チョコレートのように常温での保存が可能だという。
道南食品はこれまで北海道発の土産に特化した商品の生産をしてきており、この「生食感チェルシー」も道内限定の土産品として販売。東京都内の物産館でも販売の予定はないという。
同社の担当者によると、販売初日のこの日、札幌市内では150袋が1時間半で完売した土産店もあったという。担当者は「想定よりはるかに多くの問い合わせがある」といい、増産を計画している。
担当者は「新しいジャンルのお菓子。ぜひ北海道にお越しいただき、旅の思い出として購入いただければ」と話した。
「北海道 生食感チェルシー バタースカッチ味」は90グラムで、希望小売価格は864円。【菅野蘭】
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