TBSホールディングスは3日、2025年3月期の連結純利益が前期比2%減の374億円になる見通しだと発表した。従来予想から158億円上方修正した。完全子会社が保有する投資有価証券1銘柄を売却し、売却益241億円を特別利益に計上する。業績の上振れは「特殊な要因」として、配当は従来予想の年54円を据え置いた。

売却した投資有価証券の銘柄は明らかにしていない。27年3月期を最終年度とする中期経営計画で900億円以上の政策保有株を売却する計画の一環だ。新たな知的財産(IP)の開発やコンテンツ制作力強化といった成長投資の原資にする。

25年3月期の売上高、営業利益、経常利益については従来予想を据え置く。

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