ユナイテッドアローズ（UA）は6日から新ブランド「conte（コンテ）」の1号店の営業を始める。東京都港区の表参道に立地し、40代の働く女性を主要顧客層とする。2024年の秋冬商品として数万円台のコートやジャケットなど約150型をそろえる。実店舗と電子商取引（EC）販売を合わせ、ブランドの売り上げ規模を50億円にすることを目指す。
4日、報道陣向けに「conte 青山店」（東京都港区）の店舗内覧会を開いた。商品の開発などを担うディレクターにはタレントの辺見えみりさんを起用した。12日には商業施設の「ルミネ新宿」（東京都新宿区）内にも実店舗を開く。
UAは5月にコンテの立ち上げを発表し、8月からUAのECサイトでの先行予約や一部の既存店での期間限定販売を始めた。ECサイトでの先行予約による売上高は計画比で6〜7倍と好調だ。
UAは24年3月期から26年3月期までの中期経営計画で、新規事業開発により業容と顧客層を広げる戦略を掲げる。コンテもその一環で「ビューティ&ユース」といった既存ブランドと比べてより高い年齢層を取り込む。
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