2021年11月から一部店舗で試験導入を始め、段階的に増やしてきた

モスフードサービスは4日、顧客のスマートフォンなどを使って座席から注文できるサービスを全国の「モスバーガー」に導入したと発表した。人手不足が深刻化する中、レジの混雑緩和で店員の負担を減らすほか、待ち時間の短縮などで来店客の利便性を高める。

店内飲食用のスマホ注文システムを、1日までにフードコート内など一部店舗を除く全店に導入した。2021年11月から一部店舗で試験導入を始め、段階的に導入店を増やしてきた。これまで持ち帰りや宅配の注文は公式サイトやアプリを通じて受け付けていたが、店内飲食の注文には対応していなかった。

新たに導入したサービスでは顧客はテーブルにはられた2次元コードをスマホやタブレットで読み込み、店舗や商品を選択する。クレジットカードなどオンラインで決済を済ませると、調理完了後に店舗スタッフが席まで商品を届ける。

スタッフのレジ業務が減るほか、客が座席から自分の都合の良いタイミングで商品を注文できるようになる。高齢者や子ども連れ、荷物が多い客などの利便性向上につながると想定する。

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