富士ソフトをめぐっては、8月、アメリカの投資ファンド、KKRが買収計画を発表し、会社の取締役会も賛同を表明するなか、アメリカの別の投資ファンド、ベインキャピタルも9月3日に買収提案を行うと発表し、日本企業の買収をめぐってアメリカの投資ファンドどうしが争う異例の展開となっていました。

こうしたなか、KKRは4日夜、計画していた富士ソフトに対するTOB=株式の公開買い付けを、5日から開始すると発表しました。

当初は9月中旬の開始を想定していましたが、これを前倒しした形です。

KKRはおよそ5600億円を投じて買収を進める方針で、これに対してベインキャピタルはこれを5%ほど上回る買収金額を想定し、2つのファンドによる争奪戦の様相を強めています。

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