米大手投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)は4日、システム開発を手掛ける富士ソフトに対して、5日からTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。期間は10月21日までで、買収額は約5583億円。同社に対しては米ファンドのベインキャピタルもTOBを提案する意向を示しており、争奪戦に発展する可能性がある。

KKRによる買い付け価格は1株8800円。富士ソフトも賛同しており、非上場化によって長期的な視点で企業価値の向上を図る。株主にもKKRによるTOBへの応募を推奨している。

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