技術展示会で公開するEVのコンセプトカーについて語るシャープの種谷CTO(6日、東京都港区)

シャープの種谷元隆・最高技術責任者(CTO)は6日、電気自動車(EV)事業に「数年以内に参入することを検討している」と語った。親会社である台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業と連携し、シャープブランドでEVを開発する可能性も排除しないとした。

種谷氏は17〜18日に都内で開く自社の技術展示会「シャープ テックデー」の出展内容を説明する記者会見で、EV関連事業に参入する方針を明らかにした。まずはシャープが鴻海のEVプラットフォームを基に企画したEVのコンセプトカーを技術展示会で公開する。

車体の後方にシャープ製の液晶ディスプレーを設置する。停車時に後部座席を後ろ向きに回転させれば、シアタールームやリモートワーク用の空間として活用することができる。

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