須江林産は伐採や植林、間伐などの林業経営を得意としているという=綿半HD提供

綿半ホールディングス(HD)は6日、子会社である綿半建材(長野県松本市)を通じて須江林産(同県佐久市)の全株式を取得したと発表した。須江林産の強みは伐採や植林、間伐などの林業経営という。今回の子会社化により、綿半グループ内で丸太の生産から加工、販売まで担えるようにする。

同日付で綿半HDの代表取締役副社長の有賀博氏が須江林産の代表取締役会長に就いた。綿半HDとしては今後も林業分野を強化していく方針で、須江林産の事業拡大だけでなく他企業へのM&A(合併・買収)も含め検討していくという。

綿半グループには住宅資材販売や木質バイオマスチップの製造販売を手がける綿半建材のほか、住宅の設計施工を担う綿半林業(新潟県聖籠町)など建材や建設関係の企業が集う。製材から先の工程を手がける会社が多く、1次産業である林業への進出は初となる。

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