8階に約1000平方メートルの展示スペースを設ける(イメージ)

戸田建設は9日、東京・京橋で11月に開業し、同社の本社も入居する複合ビルの8階に一般向けのミュージアムを設けると発表した。2025年3月ごろに一般公開し、自社の歴史や建設技術、手掛けた工事を中心に建設業の魅力をパネルや大型ディスプレーで紹介する。JR東京駅から徒歩圏内にある立地を生かして消費者との接点を広げる。

1フロアに約1000平方メートルの展示スペースを用意する。視界を覆うように高さ3メートルのディスプレーを3枚配置し、街並みなどの映像を流す。ジオラマ模型と合わせて臨場感や没入感を楽しんでもらう。

他にも明治期の創業から現在までの歩みや研究開発、他業界との協業を紹介する。「建設業を知ってもらい、ファンを増やす」(同社)のが狙いだ。ウェブでの事前予約制で入場料は無料。一般公開に先行して24年12月から取引先などの来館を受け付ける。

複合ビルでは1〜6階の低層フロアにギャラリーやパブリックアートを置くなど芸術振興にも取り組む。オフィス街で働く人や一般客の来場を促す。

【関連記事】

  • ・働く場所の現在地 外と繫がる、アートが感性を刺激する
  • ・新1万円札の渋沢栄一の旧邸、一般公開へ 東京・江東
  • ・奥村組CMが業界内独り勝ち 宣伝費10倍、イメージ刷新

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。