キヤノンは10日、映画撮影用カメラの新型機を11月上旬に発売すると発表した。アシスタントを必要とせず、1人で撮影可能な小型サイズにした。映像コンテンツの作成現場の省力化需要を取り込む。
新製品「EOS C80」を販売する。オープン価格としているが、キヤノンの通販サイトでは89万6500円で売り出す。本体質量は約1300グラムで、手持ちで機動的な撮影ができる。20年発売の「EOS C70」の後継機にあたる。
映画制作やニュース取材などでの使用を想定する。新たにライブの映像制作で広く使われる「SDI端子」を搭載し、遠隔操作ができるようにWi-Fiも内蔵した。
映像撮影中になめらかにフォーカスが制御できる機能も備える。フォーカスを操作する「フォーカスマン」が不在の場面でも、撮影者1人で自然な動画が撮れるようにした。映像コンテンツが増えるなか、撮影にかけられる人が不足する現場の需要に応える。
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