村田製作所は10日、指輪型ウエアラブル機器の「スマートリング」で健康状態を分析し、運動や食事などを助言する実証実験を始めると発表した。リゾートトラストと組み、ホテルの宿泊客を対象にリングに搭載したセンサーで指の血行を分析する。健康寿命延伸につながるサービスの開発を目指す。
リゾートトラストの会員制ホテル「芦屋ベイコート倶楽部」（兵庫県芦屋市）で9月末から1カ月程度実験する。村田製作所が開発中のスマートリングに内蔵する光学センサーで複数の波長を解析し、独自のアルゴリズムで血行の状態を分析。データを踏まえてジムなどでの運動、食事の改善などを提案する。
1日あたり最大5人に体験してもらい、生活習慣病の予防などにつなげたい考えだ。村田製作所が同様の実証実験をするのは初めてという。
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