ZEN大学(仮称・許認可申請中)の準備会が会見を開いた(10日、東京都中央区)

ドワンゴと日本財団が構想する通信制のオンライン大学「ZEN大学(仮称・許認可申請中)」の準備会は10日、2025年4月の開学を目指す同大学について、企業と連携して独自のキャリア教育プログラムを提供すると発表した。クリエーティブ関連科目には人気プロクリエーターをゲスト講師として迎える。

リコーなど20以上の企業・団体と連携し、インターンシップなどの教育プログラムを開発・提供する。実際のプログラムはリコーの「ビジネスデザイナー育成プログラム」など。デザインソフトを手掛けるオーストラリアのCanva(キャンバ)やクボタ、ディスカウント店「ドン・キホーテ」を運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスなども参加する。

イラストやマンガ、小説の投稿プラットフォームを手掛けるピクシブとの連携でプロのクリエーターや、同プラットフォームの人気クリエーターによる関連科目を開講する。テレビアニメ「美少女戦士セーラームーン」などを手掛けたアニメ監督の幾原邦彦氏らが参加することが発表された。日本財団が支援し、シリコンバレーに有志を送り出すプログラムなども実施する。

ZEN大学はオンラインで卒業資格を取得でき、1年あたりの授業料は38万円。同日、進捗報告の会見に出席したドワンゴ顧問の川上量生氏は「オンラインを活用し、日本の大学の教育格差を解消する」と述べた。

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