11日午前から全ての貨物列車の運行を順次見合わせている

JR貨物は11日、同日午前から全ての貨物列車の運行を順次見合わせていることを明らかにした。車両部品の組み立て作業を巡る不正行為について、新たに最大300両の貨車で不正があった可能性があると判明した。安全性の確認がとれるまで運行を控える。

車輪と車軸からなる「輪軸」の組み立て作業を巡り、従来は貨車560両、機関車4両で検査データを改ざんしていたと説明していた。改めて影響範囲を確認している。

同社によると、不正は車輪に車軸を押し込む作業で起きた。押し込む圧力の値が基準を上回った場合に、基準値内に収まるようデータを改ざんして検査記録表を作っていた。圧力が基準値を超えると車軸などに傷がつき、強度が弱まる恐れがある。

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