SMKは太陽光を用いて充電できるコイン型の通信部品(写真右)を新開発した

電子部品を手がけるSMKは11日、太陽光で充電が可能なコイン型通信部品を開発したと発表した。蓄電池の機能とブルートゥース(近距離無線通信)での発信機能を一体化した。子どもの見守りに使うタグなどでの使用を想定している。2025年度末にも量産開始を目指す。

これまで見守り用のタグやリモコンに使う電池は使い切りで数カ月から1年程度で交換する必要があったが、太陽光で充電できるため数年間交換なしで使用できる。従来のコイン型電池と同じ大きさのため、既存製品の規格を変えずに搭載できる。太陽光が当たらない環境でも、外部アンテナを取り付ければ無線での充電も可能だ。

蓄電池とブルートゥースの発信機能が合わさることで、製品を小型化したい需要も取り込む。サンプル価格は1万円で、リモコンなど民生機器の市場に向けて販売する。

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