福島県双葉町が建設する商業施設のイメージ

福島県双葉町は12日、JR双葉駅前で商業施設の建設を始めた。イオン東北(秋田市)が入居して2025年度に開店する。東京電力福島第1原子力発電所の事故による避難指示が解除されてから、同町内にスーパーが出店するのは初めて。

商業施設は同駅東側にある双葉町役場に隣接した町有地(敷地面積約770平方メートル)に建設する。平屋の施設(建物面積約300平方メートル)で、一部はイベントスペースとして利用する。

同町は2年前に避難指示が解除されてから住民などの帰還が始まったが、居住人口は約140人にとどまる。伊沢史朗町長は「地域の商業施設が活性化して帰還や移住の促進につながる」と期待する。

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