24年産の新潟コシヒカリを関東方面に出荷した(12日、新潟市)

全国農業協同組合連合会新潟県本部(JA全農にいがた、新潟市)は12日、2024年産の新潟コシヒカリの県外向け出荷を開始した。同日始めたのは関東、関西、中京方面のコメ卸業者向けのコシヒカリ計231トン。全国のスーパーの店頭などでコメが品薄状態のなか、コメどころ新潟の主力品種の出荷が始まった。

JA全農にいがたによると、昨年の県外向け出荷の初日は9月14日で、出荷数量は98トンだった。24年は県外のコメ卸業者からの引き合いが強かったため、23年よりも出荷日を早くし出荷数量も多くなったという。首都圏のスーパーの店頭にも14日ごろから新潟コシヒカリが並ぶ予定だ。

JA新潟かがやき管内で収穫したコシヒカリをトラックに積み込んだ(12日、新潟市)

12日、JA全農にいがたはJA新潟かがやき(新潟市)の西中倉庫(同市西蒲区)で24年産新潟コシヒカリの県外向け出荷式を開催した。出荷式ではJA新潟かがやきの管内で収穫されたコシヒカリをトラックに積み込み、関東方面に出荷した。JA全農にいがたは順次24年産米の出荷を進め、コシヒカリは計13万トンを県内外に出荷する。

出荷後、JA新潟かがやきの遠藤一雄・経営管理委員会副会長が報道陣の取材に応じ「(新潟の)コシヒカリが出回ることで、店頭からコメが不足する事態は解消される。一刻も早く届けばと思っている」と述べた。

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