インドネシアのアンモニア製造拠点で温暖化ガスの排出量を3Dビューアに表示する

日揮ホールディングス(HD)は13日、グループ会社が温暖化ガス排出量削減に向けインドネシアのアンモニア製造販売会社と共同研究を始めたと発表した。アンモニア製造プラントを3Dビューアにし、設備ごとのメタンなどの温暖化ガスの排出状況を可視化する。

グループ会社のブラウンリバース(横浜市)が、インドネシアのパンチャ・アマラ・ウタマのアンモニア製造拠点で研究を始めた。温暖化ガス排出量を減らすためのプラントの操業条件やメンテナンスを検討する。

赤外線カメラやドローンなどを使って測定したプラントの温暖化ガス排出量を3D上に表示する。実施期間は7月から25年7月までの1年間。

温室効果が二酸化炭素(CO2)の20倍を超すメタンを中心に漏洩への対応を急ぐ。メタンはCO2に次いで排出量が多い。日揮HDは23年、三井海洋開発がブラジル沖に持つ石油・天然ガスの浮体式生産設備でメタン排出量を把握するサービスを実用化した。

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