新潟県内では、作付面積の6割を占めるコシヒカリの収穫が本格化していて、JA全農新潟県本部は12日からコシヒカリの県外に向けた出荷を始めました。

新潟市西蒲区の農協の倉庫では12日、農協の職員などが見送る中、出荷式が行われました。

12日だけでおよそ230トンのコシヒカリが関東や関西などに出荷されたということです。

JA全農新潟県本部によりますとことしは梅雨の時期に雨が十分に降り、夏場の気温も去年ほど高くなかったことから、コシヒカリの収穫量や品質は平年並みを見込んでいて、去年の実績よりおよそ5000トン多いおよそ13万トンの出荷を予定しているということです。

一方、全国的にコメが品薄となるなか、卸売業者などからの需要が高まっているほか、生産コストも上昇していることから、販売価格は去年に比べて3割前後高くなると見込まれているということです。

JA新潟かがやき経営管理委員会の遠藤一雄副会長は「生産量が多い新潟県のコシヒカリが出回ることで店頭での品薄が解消されるのではないかと考えています。一刻も早く、コメを消費者に届けたいです」と話していました。

出荷されたコシヒカリは、14日にも関東や関西などのスーパーで販売されるということです。

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