岡山高島屋(岡山市)はJR西日本が手がける新幹線での輸送サービスを利用し、大阪府の名物食品を製造当日に取り寄せ店頭販売する企画を実施する。18〜24日に開催する物産展「大阪うまいもん特集」の中で、みたらし団子などを扱う。消費期限が短い人気商品もあり、大阪の食の魅力をアピールする。

今回の物産展では18〜22日の5日間について、JR西日本の貨客混載事業「FRESH WEST」を利用し新幹線輸送の商品を販売する。カツサンドや天むすなど大阪で人気のある商品をそろえる。

新幹線による貨客混載はスピード輸送や長距離輸送、高頻度の運行が可能といった複数の利点がある。物流業界では運転手の残業規制強化により人手不足が深刻化する「2024年問題」もあり、対策の一つとして期待される。

岡山高島屋は今後も新幹線の活用を続けたい考えだ。岡山県から他地域への輸送も視野に入れる。担当バイヤーの松谷祥弘氏は「朝とれたマスカットや瀬戸内海で水揚げされた海産物を届けるなど、輪が広がっていけば理想的だ」と話す。

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