ソフトバンクは2018年12月に上場し、24年3月末時点で85万人の株主がいる

ソフトバンクグループ(SBG)の国内通信会社、ソフトバンクは25日、9月30日を基準日として1株を10株に分割すると発表した。投資しやすい金額に下げることで、若年層の投資家の拡大を狙う。あわせてソフトバンクとしては初となる株主優待制度も導入する。対象となる株主に傘下のスマートフォン決済PayPayが発行するPayPayポイントを付与する。

6月末の株主総会で定款変更し、10月1日付で分割を予定する。10分割することで発行済み株式数は475億株超となる。25日の終値(1850円)を前提とすると、株価は185円になる計算。ソフトバンク株の投資単位は100株で、購入に必要な金額は18万5000円から1万8500円に下がる。

株主優待制度は1年以上、100株以上を持つ株主を対象にPayPayポイントを1000ポイント(1000円相当)付与する。初回は2025年3月31日からの1年間が対象となる。

ソフトバンクは18年12月に上場し、24年3月末時点で約86万人の株主がいる。通信会社ではNTTが23年7月1日付で1株を25株に分割している。

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