製造現場に必要な機能を一体化した

京セラ傘下のRist(リスト、京都市)は、人工知能(AI)を搭載した製造業向けの検査カメラで既存の生産ラインに簡単に後付けできる機種を24日に発売する。レンズやセンサー、半導体などAIカメラに必要なデバイスをあらかじめ組み合わせており最短3日で導入できる。主に中小企業の利用を見込む。本体の想定標準価格は200万円(税別)。

発売する「AIMERA(アイメラ)」は、レンズと照明、センサー、画像処理半導体(GPU)を一体化した製品。生産ライン上で不良品を検知した際にランプを点灯する機能などを備えている。本体の高さは20センチメートル程度で、手狭なラインにも取り付けることができる。

Ristによるとこうした生産ライン用のAIカメラは、カメラとAI開発を担うメーカーが分かれていることが多いという。導入時には複数の企業とやりとりして数カ月かけてシステム化する必要があった。

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