東京都は18日、都営地下鉄の三田線、新宿線、大江戸線と都電荒川線の車両について、車両の車輪と車軸からなる部品「輪軸」の組み立て工程で、車軸の車輪への圧入力値が都の基準値を467本で逸脱していたと発表した。受託事業者の京王重機整備がデータを差し替えて提出していた。

該当する車両に緊急点検を実施し、安全性を確認した。都は「運行には影響が出ていない」としている。466本が基準値の下限を下回り、1本が上限を上回った。基準値を30%ほど下回ったものもあった。基準値の上限を超えた1本については、運用を停止し、輪軸を交換する予定だ。

都は同社に対し「再発防止の徹底を求める」としている。

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