中国政府は18日、台湾から輸入する野菜や果物、水産物など34品目に対する関税優遇措置を、今月25日から停止すると発表した。台湾で民進党の頼清徳(ライチントー)政権が発足した直後の6月には134品目の関税優遇を停止しており、圧力を強める狙いがあるとみられる。

 中国政府は今回、台湾産のマンゴーなど34の農水産品について、免税の制度を廃止するという。中国からの輸出品に対し、台湾が差別的な扱いをしているためだと説明している。

 中国は今年1月から12の化学品の関税優遇措置を停止し、今年6月には潤滑油のベースオイルなど134品目にも拡大していた。(北京=鈴木友里子)

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