エターナルホスピタリティグループ(旧鳥貴族ホールディングス)は19日、2027年7月期まで3年間の中期経営計画を発表した。28日に韓国1号店をソウルに開業し、アジアや米国など海外市場を開拓する。27年7月期の営業利益を24年7月期から9割増の60億円に引き上げる。

売上高は4割増の600億円を目指す。ほぼゼロだった海外売上高比率を1割に高めたい考えだ。24年9月には韓国のほか台湾にも出店する。12月には居酒屋「鳥貴族」の米国版としてカリフォルニア州に「TORIKIZOKU」1号店を開く。国内同様、均一価格を採用する。

同州では海鮮串焼きなど現地向けメニューをそろえる店舗なども運営しており、異なる業態の出店で現地ニーズを探る。海外を中心に高価格帯の業態開発も進める。

3年間の累計投資額は140億円以上を見込み、そのうち90〜100億円を国内外の新規出店に投じる。

長期的な海外戦略では、30年7月期までに東南アジアやオーストラリア、欧州にも進出を目指す。6年後の世界店舗数を24年7月末時点の1139店舗から2000店舗以上に成長させる方針だ。

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