日本フランチャイズチェーン協会(東京・港)が20日発表した8月のコンビニエンスストアの既存店売上高は、前年同月比0.2%増の1兆84億円だった。前年実績を上回るのは9カ月連続。台風の影響で来店客数は減ったものの、災害用の買いだめでカップ麺やソフトドリンクの販売が好調だった。
来店客数は0.5%減の13億7126万人と5カ月ぶりのマイナスだった。8月30日に九州地方を横断した台風10号の影響で、一部の店舗が臨時休業したほか、大雨で客足が遠のいた。
既存店の平均客単価は0.8%増の735円と、2カ月ぶりのプラスとなった。気象庁が8月8日、宮崎県での地震発生を受けて、南海トラフ地震の臨時情報「巨大地震注意」を初めて発表した。カップ麺や水などのソフトドリンクを買いだめる動きが広がり、買い上げ点数が増えたため、客単価を押し上げた。
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