東京証券取引所は20日、東京地下鉄(東京メトロ)のプライム市場への上場を承認したと発表した。上場予定日は10月23日。東京メトロは輸送人員が首都圏の私鉄を大きく上回る。想定売り出し価格は1100円で、これを基に計算すると上場時の時価総額は6400億円規模となる。
東京メトロ株は国が53.4%、都が残りの46.6%を保有する。同社株の売却などを定めた復興財源確保法は、2027年度までに確保した売却収入を復興債の償還費用に充てると定める。
売却は財政制度等審議会(財務相の諮問機関)が2022年3月に答申した方法に基づき進める。政府と都それぞれが所有株を同時期に同率で50%を売却する方向だ。
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