リガク・ホールディングスは10月25日に東証プライム市場に上場する

東京証券取引所は20日、分析機器大手のリガク・ホールディングス(東京都昭島市)のプライム市場への上場を承認したと発表した。上場予定日は10月25日。上場時の想定売り出し価格(1230円)から計算した時価総額は2770億円となる見通し。上場に伴い大株主の米投資ファンド、カーライル・グループが保有株式の一部を売り出す。

リガクは1951年の設立で、X線を使った分析装置の製造や販売を手がける。半導体や電池、ライフサイエンスなどの産業を顧客とし、世界の90カ国以上で事業を展開している。

リガクは21年にカーライルから出資を受けた。現在はカーライルが株式の75%を保有する大株主だ。上場後のカーライルの保有比率は4割程度に下がる見通し。

2023年12月期の連結業績(国際会計基準)は売上高にあたる売上収益が前の期比27%増の798億円、営業利益は2.4倍の152億円だった。海外売上高比率は7割にのぼる。

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