第一三共は24日、英アストラゼネカと共同で開発する抗がん剤「ダトポタマブ デルクステカン」の臨床試験(治験)の詳細結果を公表した。乳がん向けの最終段階の治験で、死亡までの期間を示す「全生存期間」に統計的に有意な改善が認められなかった。
がんが進行せず安定した状態の期間を示す「無増悪生存期間」は有意な改善がみられた。日欧米で承認申請中で、承認可否も含めて各国と協議する。
第一三共はダトポタマブを肺がんなどにも適用することを目指して治験を進めている。
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