法人向けノートPCの買い替えが進む

電子情報技術産業協会(JEITA)は24日、8月のパソコン(PC)出荷台数が前年同月比19.5%増の52万3000台だったと発表した。出荷金額は同24%増の643億円だった。台数・金額ともに2カ月連続でプラスとなった。新型コロナウイルスの感染拡大局面から約4年が経過し、在宅勤務向けに導入された法人向けノートPCの買い替えが進んでいる。

台数ベースで全体の84%を占めるノートPCの出荷台数は19.1%増の44万台、出荷金額は28.3%増の536億円だった。ノートPCのうち、画面が比較的小さく持ち運びができる小型のモバイルノートPCは29.5%増の23万2000台となり、全体をけん引した。

2025年10月には米マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10」のサポートが終了する。調査会社のMM総研は「大企業は従業員が多く、買い替えに1年ほど要すこともある。サポート終了を1年後に控えて(企業向けPCの)買い替え需要が顕在化するだろう」と話している。

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